描く意味が無くても描き続ける

最近考えていたことを文章にしてみます。

🦓

勉強を終えた後の時間や休日に絵を描いていると、「この絵を描いている意味って、本当にあるのかな」と思うことがあります。

自分で上手いと思えるほどの絵も描けない、誰に見せるわけでもない、勉強とは全く関係が無い。誰にも認めてもらえない。たかがそれくらいの領域であれば、実際に描く必要など無いに等しいです。

勉強したい、やりたいゲームがある、曲を作りたい、それも理由の一つではありますが、何より大きいのは、「既に先駆者がいる」ということ。ポケモンを好きな人、絵を描いてる人(僕よりも上手い)なんて数え切れないほどいますし、僕よりポケモンを愛している人からすれば僕のポケモンに対する愛など雀の涙かもしれません。僕が他人のポケモンの絵を見ることが無くても、僕が描きたいものが既に描かれていれば、僕の絵は誰にも価値を見出されないわけです。pixivメインで活動していたときのやるせなさはこれだったのかもしれません。

現在、僕はモチベーションをほぼ喪失しています。周りが志望大学に向けて必死に勉強している姿を見て、プレッシャーを感じています。「えをかく」のPPが10あっても、5回しか使えません。こんな弱音を吐きつつも、僕はこれからもめげずに絵を描いていくのだと思います。自分の絵がどんなに下手でも、トラウマを一生克服出来なくても、勉強がどんなに大事でも、目標(大学と、例のあの人)にたどり着けなくても、「描きたい絵がある」という根本は変わりません。そう思っている以上、今逃げていることともいつか闘わなければならない日がやってくるでしょう。

今の僕は、レベル上げそっちのけで、敵と出会ってもすぐに逃げ出してしまう状態です。経験値を貯めてレベルを上げなければ当然ボスには勝てません。そこであえなく死んでしまえばゲームオーバー、バッドエンド。一番あってはいけない、最悪の結末。全ての悩みを解決して、ハッピーエンド(とクリア後ストーリー)を見たければ、魔王を倒す必要があります。主人公は何としても魔王を倒さなければいけません。僕の心の中はきっとそんな感じ。RPGのようなもの。画力は剣に、メンタルは防具に、コミュ力を持って酒場に行き、旅の仲間を増やす。それがもっとも主人公らしいやりかた。僕にとっての魔王は、僕にしか倒せないです。それが、僕の人生において、僕自身が主人公である証。(僕の話なので「僕」を用いているが、「あなた」に当てはめても案外しっくり来るかもしれない)魔王を倒さなければ、いずれ世界は闇に包まれてしまいますからね。

思っていたより長くなってしまいました。今の僕は周りから見れば、コミュ障で頭悪くて臆病で変な人。僕はそんな僕自身が大嫌いですから、いつかそう言われないほど力をつけたい、志望大学(まだ決まってないけど)に入りたい、ポケモン好きの輪に入りたい、例のあの人と直接話がしたい、と思っています。