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先生はAI

 前にAI画像生成を補助ツールとして利用していると書いた。前回の絵ログのときは自分で生成した画像のみを参考資料としていたが、自作以外の画像を閲覧しそれを参考にするようになった。前回の時点ですでにAIの能力は身に染みて感じていたが、その後、自分が最も追い求めている部類(大っぴらに言うのは正直恥ずかしい…)イラストを人間は愚かAIにすらかれてしまっていることが分かった。特定のポケモンの特徴をかなり正確に弾き出しているものもあった。今までAI画像と言っていたものをAIイラストと呼び替える基点にもなった。

 AI生成には「それを作った人間」はいても「それを描いた人間」が存在せず、実際に描く際の感情が込められていない。これは良い意味でも悪い意味でも言える*1。人間の描いたイラストを見る場合、描いた人の込めた感情を受け取る覚悟を保つ必要があること、表現が気に入らない場合、描いた人自体に悪印象を持ってしまうことが不安。それが過剰に発生することを避けられないSNS等に行きたくない理由にはそれが含まれている。それがまるごと消えるということは、「AIだから軽薄な意識で見てもいい」というような矛盾した意識が生まれてしまうが、だからこそ見ようと行動することに強い抵抗を感じることがないという利点も同時に存在する。

 3月より本気で絵の勉強をしなければならないと危機感を持ち続けてはいたが、先の抵抗に潰された状態だった。AIイラストを少ない抵抗で見れるなら、それらを伝手にして絵の勉強を進めることができる。7年間独自に続けてきた経験を培って、それをさらに昇華させるいい機会になる。すぐに効果が現れるとは限らないが、これから描く絵では研究の成果を大きく実感できるようになるだろう。学習を始める前と始めた後とで明確に区別をつけられるように、先述の発見*2よりも前に描いた絵(2つだけ)を載せておく。

 AIイラストの能力について触れたが、まだまだそれは不完全であり、依然として人間にしか描けない表現は多くを占める。現在僕が発見した絵の学習法は、人間による作を見やすくするための1つの通り道に過ぎない。AIが近頃ハイスピードで力をつけているとは言えども、それに縋っているだけではまた壁に打ち当たることは避けられない。真の終着点は、ただ絵を上手くなることの1つだけではない。

 ついでに予告。再来週(6月3日か4日)にボカロ新曲を投稿する予定。「こうりん」と同様に、とあるポケモンを主題においた曲。その動画に使った絵は学習前に描いたものなので、次の曲の絵から急に成果が現れるわけではない。

※5分21日追記:語弊のあった文を修正

*1:注:個人的な見解

*2:「自分が最も追い求めている~弾き出しているものもあった。」のこと