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 ドラえもんの最新話が「好きでたまらニャい」だったわけだが、これは原作漫画では1971年という初期のエピソードで、1980年と2005年にもアニメ化されている。どのバージョンも大筋は同じだが、最新版は原作に忠実な方針を銘打っていた2005年当時よりもさらに原作に近く、最近の方針を改めて感じ取ることができた。原作との主な違いは、

・1980年版…最初からいきなり食事シーン。のびドラの特徴的な顔芸が再現されていない。ドラえもんと猫が歌っているのが「ぼくドラえもん」。

・2005年版…ダイナマイトが球形の爆弾に置き換わっている。ジャイアンが登場する。しずかの用事がスネ夫ではなく出木杉との行動になっている(71年はまだ出木杉が登場していない)。ドラえもんと猫が話す場面で、ドラえもんが屋根の下にいる。

・2024年版…ダイナマイトが砲台に置き換わっている。(爆発を連想させる物体を描くのがまずいから?)

 このエピソードは初期ドラえもん特有のドジなトラブルメーカー感が薄く、原作後期が軸のキャラデザによる作画でも違和感がないのもあるが、経済も流行も生活も何もかも違う53年前の漫画を今アニメ化しても成立するというのがドラえもんの安定感を表している。