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「スラギ」について

2022年12月13日にボカロ曲「スラギ」を投稿しました!!!🦖

inst➡ https://piapro.jp/uraishitokage

 約6ヶ月半ぶりのVocaloidオリジナル曲。8月からはゲームに時間を割くようになった上に発想のペースが遅くなっていたが、ようやく塩梅を見極められるようになってきた。ここでは1st Album「チープディナー」の紹介も併せて行う。

 

概要

 チープディナーのときにも書いたとおり、チープディナーで一つの方向性に区切りがついたため、そこで何らかの形でそれまでの曲をまとめて、次からはシーズン2的な立場で展開していきたいと考えていた。つまりスラギがシーズン2の始点。

 スラギの根幹はバンギラス。後ろ3文字の「ギラス」の部分を逆に読んだのがタイトルになっている。歌詞にもバンギを暗示する言葉を入れているが、それは後述。特にこれを強調している、とかはなく、バンギとは全体的にこんなイメージかもと想像しながら歌詞を組み立てた。動画の絵までバンギにすると明らかにポケモン化して恥ずかしくて投稿する気を無くすので(マッシブクラッシャーはYouTubeにしか投稿していない)、バンギをモチーフとしたオリポケに差し替えた。名前はホルノゴスという。これの紹介についてはまた別の話…🦖

 完成したおおよその順番は、メロディ→コード→全体インスト→歌詞。2020年は歌詞から書くほうがやりやすかったが、2021年からはメロディを先に打ったほうが作りやすい…というのは前にも書いたっけな。ジャンルはロックを主体にエレクトリックな要素を混ぜ合わせた。音楽を作るとき、リズムやEDMを重視するならBPM110~130くらい、歌詞やロック音楽意識を強めるなら170~190くらいで大きく2つの軸を考えることが多い。

 

インストゥルメント

 しばらく何を使って作ろうか考えていたため、今まで使っていなかった新顔がいくらか入っている。

・リード…USYNTH Drive

 Ujamのシンセ。これには2080、CARAMELなど様々な種類があるが、その中の一つDriveは無料である。パラメータを自力で調整していくタイプではなく、パターンとエフェクトを組み合わせるだけでいい音が出るので欲しい音を見つけるのが簡単。イントロと間奏に使用。

・コード…70's Key, Keyzone Classic

 ピアノ。前者はリリースなしで右に振って、Trash2をバリバリにかけた。後者はリリースなしとありと低音で3つに分けている。ピアノって直接弾くことで真価を発揮する楽器だから、打ち込みで綺麗にやろうとするととてつもなく難しかったりする。ジャズピアノってどうやればいいの。

・ギター…RealStrat5, Virtual Guitarist IRON 2

 前者は去年のブラックフライデーのときに買っていたのだが、理想の音が出せなくてある企画用にサビだけ作ったその一つだけにしか活用できていなかった。今回はリードのメロディを担当。

 後者は元々持っていたIRONのアップグレード版。これは今年のブラックフライデーで買った。これは結構重宝できると思う。ギター音源はAMH、IRON、RealStrat5、IRON2で4つまで増えてしまった。音楽の要になるギターだから、やっぱりこだわりたいところはある。

・ベース…MODO BASS SE, Synthmaster Player

 あまり書くことがない…MODO BASSは、分かる人には、あ これMODO BASSだ って分かる音してるよね。今回Motownは使っていない。

・ドラム…MTPowerDrum2

 シンバルだけ。これは無料のやつ。キック、スネア、パーカッションはサンプルの組み合わせ。今回は使っていないのだが、今年のブラックフライデーでBFD3という、プロも使う本格的で有名なドラム音源を買った。ちゃんと買ったやつが今までなくて、いちいちサンプルから探して選ぶのも時間の浪費になるので、手早く高クオに作ることを求めていた。これのおかげでペースが改善されることを願う。

 

歌詞の説明

遅いね こんな頭じゃ
見た目だけでも 分かってんな
視線合わせて 恐れ知る
掟を崩していく

 動物はほとんどが人間より脳体積が小さいが、人間に勝る思考能力を持つ種は一定数いる。怪獣系は、頭が悪そうである。(頭の回転が)遅いということと、そうなのが外見で分かるという意味。ポケモンに限ってはそんなことはなさそうだが。「掟を崩していく」は最初は「山々崩していく」だったが、直球すぎると思って、山々→決められた地形→決められたルール→掟という風に連想した。

 

牙を剥いたら 人気者って寸法だ
「例え死者が出ても プラスならどうでもいい」
大胆に隠蔽した 最速のインベーダー
弱み掴まれたら K.O. ゲームオーバー

 強い種族はネットでの使用率が高いし、ポケモンプレイヤーであればバンギのことを意識しない日はないだろう。僕はガチガチの対戦指向ではないが、備えておいたシールドのガチパには一応バンギがいた。ヨプのみ…だっけ…は必携。バイオレットではまだガチパ構成はしていないな。2行目の部分に鉤括弧をつけたのは、地の文で自分の意見みたいな書き方をすると問題発言になりそうだから。あくまでも、曲の主役になっているキャラクターからの視点。3行目は後述。4行目は、4倍弱点として名高いかくとうタイプ。ノックアウトという語は、格闘技でよく使われるイメージはあるので、利用した。

 

欠点だらけ完全体 間違いなく対等じゃない
とっておきの拷問は 要するに愉悦化
ほら噛み砕け妖精さん 真っ黒くかつ純粋だね
こちとら意地張って 大災害 明日は晴れてしまう

 個体値努力値をしっかり振って、覚えられる最強の技を持っていたとしても、弱いところは弱いままで簡単にやられてしまうこともよくある。もし誰かが無双する状態になった場合、相手にとっては容赦ない拷問で、自分側にとっては快感となる。

 あくタイプはフェアリータイプに弱いので、それを覆してフェアリーに打ち勝ちたい(さかさバトルでは叶う)というのが3行目の最初。「意地張って」→攻撃が1.1倍、特攻が0.9倍になる性格は「いじっぱり」。攻撃重視のバンギにはちょうどいい。勝敗がころころ入れ替わるが、「明日は晴れてしまう」というのは、やられてバトルに負けたあとも、部屋から出れば元通りに戻るということを婉曲的に示している。

 

本心すらも無し だが 負けるのすら病みつきで
目覚めてしまった なぜ61は裏切らない?

あいつら まずは破壊か
見た目だけでは 分かんないな
これでもモラル守ってる
プログラム範囲内で

 61といえば、バンギの素早さの種族値。同じ優先度においては、素早さが高いほうが絶対正義になる。60には勝てるが、62以上の種も多くいるのが現実。「あいつら」はトレーナーのこと。ゲーム上の設定では弱冠にも満たない10代なのに、その中身の恐ろしいことときたらもう。バトル施設に出てくるNPCも同類か。そんな中でも、ゲームの中ではきちんとプログラムに遵守してくれている方が利口ではないか。

 

氷溶かしても なぜか息をした
切れ目 トゲと 黒目 永遠の宿敵(こいびと)さん
意味無いけど隠蔽した 輝く境界線
ちょっとはやるね それじゃ仲間入り ゲームオーバー

 ちょっとグラファル要素を入れてみた。レー島の守り神関連。2行目はそいつの♂をまんま表している。宿敵を恋人と読むのは赤井秀一のセリフから。その言葉は安室ではなくジンに向けられていたんだけど。「輝く境界線」…また使っちゃった…隠蔽してもそこに何があるか分かりきってるものなんて、規制の必要もないような。最後は、強ポケに太刀打ちできる力を有していたら、多くの人の目に留まるし、ネタにされることも増える。ゲームの範囲を逸脱するという意味でのゲームオーバー。

 

身を切るように散らした 嵐はきっと止んでた
いくらもしても定位置は 動かない 作らない

 身を切るように散らした嵐は、砂嵐のこと。環境に詳しくない僕は、砂嵐を発動する暇があれば攻撃したほうが早いんじゃないかとよく思うが、このダメージがとどめになることもあるから軽視できない。後者も環境関連のことかな。多分。歌詞を考えていたときは違かったかもしれない。

 

(落ちサビ省略)

偏見塗れ痛みが無い 昔のほうが誠実だった
とっておきの拷問が よりにも帰還か
今放たれるインファイト ヒーロー面した悪役だね
報いのない復讐か 大厄災 明日も晴れてしまう
生き還ってしまう

 ラスサビはやられていく様っぽいのを文章にした。昔というのは金銀のバンギが登場したばかりのころをイメージしたのだが、赤緑の時点で個体値努力値もあったと思うとどうしようもない。インファイトは格闘技なので、さっきも言ったように4倍弱点。他の補正も乗っていたらなおさら耐えられない。

次の曲について

 来年は、早々に1月の投稿を予定している。間に合わなかったらもちろんその後。一昨年も去年も、前年には次の年作る曲、どの時期に投稿するかという計画をおおよそ決めていたのだが、結果は大きく変わっている。ルギア曲は去年も今年も完成しなかった。来年は1,6,8,10,11,12月にそれぞれ1曲ずつ、3月には2曲、が理想だが、きっとその半分が精一杯だろう。音楽だけやっていればいい、というわけではないし。他の方面でも立てている目標がある。

アルバム

 アルバム配信といっても大したことではない。概要欄にリンクを貼ってあるから、そこからダウンロードする。お金を払ってもらうようなことはまだしない。スラギから新しい感覚でスタートを切りたいから、区切りをつけたいというだけ。投稿曲以外にも、動画を作っていないものや過去作も含めた。歌詞データはフォルダ内にある。

01.マッシブクラッシャー (2021年8月制作→同年11月投稿)
02.ドリル (2021年3月制作)
03.ヤツアタリ (2022年3月制作)
04.コウリン (2020年1月原作→2021年11月リメイク)
05.ドラゴンゴースト (2020年3月制作)
06.ヒコオシキ (2021年5月制作)
07.洗脳 (2020年4月制作)
08.ハイドダイル (2021年9月制作→2022年3月投稿)
09.猫又 Loving You (2020年3月制作)
10.グラスアスコール (2021年12月制作・投稿)
11.グラファル (2021年3月原作→2022年1月リミックス→同年3月投稿)
12.ロージースネーク (2021年1月制作→同年6月投稿)
13.アノイドアヌビス (2021年7月制作→同年8月投稿)
14.チープディナー (2020年5月原作→2022年1月リメイク→同年5月投稿)

 ReadMeは特に置いていないが、これだけは言っておく。制作者名を偽って転載しないでください。商用利用や加工については要相談です。データを巡ったトラブルについて、僕は一切責任を負いません。